御母衣ダムを愛でる会 その3


堤体の見降ろしを満喫してから御母衣ダムの広報館
MIBOROダムサイドパークに移動します。


移動してきましたMIBOROダムサイドパーク。
巨大水車がお出迎え。

ここで今回、ダム仲間と待ち合わせています。

第一回のwDNからずっとお世話になっている電源開発のOBのF様から
御母衣の見学会を予定しているが少し空席もあるので
もしよかったらお仲間と来られませんか?
という御提案を頂きダム仲間に声をかけました。
空席、瞬時に埋まる。

天端にも半分は入れるし
頑張れば直下から鉄塔越しの写真は撮れるし
とことん閉鎖的な環境にあるわけではないので
ファンも多い御母衣ダムですが
あのスキージャンプの洪水吐を間近で見ることと
堤体の直下は電力所のゲートの向こうになるので
公式見学でないと不可能なのです。


以前はたしか道路の反対側にあったはずの超巨大ダム銘碑が
ダムサイドパーク側に来ていました。
道路の工事か何かの関係?


2013年に天端から撮っていた写真には
ちゃんと巨大ダム銘碑は道路を挟んで電力所側にありました証拠写真。


ダムサイドパークの横の道をてくてく登っています。
いつも御母衣ダムに来る時は南から来ますので
ダム湖の横を通り天端の横を通り
ロックシェッド、スノーシェッドをくぐって
ヘアピンカーブを過ぎると…


いきなり目の前にこの風景がでてくるのです。
運転しながらはなかなか撮れませんから徒歩で撮りにきました。


そして銀色に輝くダムサイドパークの建物。
御母衣ダムのダムカードはここで頂けます。


降りてきて車の往来に気をつけながら
道路横から堤体がよく見える場所に移動です。


第一洪水吐のトンネルの横にある小さいほうのトンネル。
これは他のでんぱつ様のダムでも必ず装備されている
本当の緊急時に貯水位を下げる必要がある時にだけ稼働する
底部放流管、ハウエルバンガーバルブの吐口です。

本当の緊急時とは堤体に致命的なダメージが生じた時です。
渇水の時の利水補給で使うものではないです。
庄川水系、利水補給だったら発電のルートで可能ですので。

 →本当の緊急時の貯水位低下事例 阪神大震災のニテコ池


ダムサイドパークに入ると本日の見学会用の準備が着々進んでいました。
ヘルメットに軍手。


少し早めに集合していたダム愛好家が
ダムサイドパークの館長様の説明に
周りを囲んだ図。


本日の見学会の主役の皆様がバスで到着されまして
全員ヘルメット装着。
まず堤体内、監査廊に入れて頂きます。


電力所の建物の中から監査廊へ。
豪雪地帯という要素もあってか
全部トンネルで移動できるようになってます。
しかし広々した監査廊。
乗用車通れるくらいの高さと幅。


突き当りに突如現れる竪坑。
ここをはしごで降りますが
昨年から高所作業の安全基準が変更されまして
今までのベルト式案全帯が不適合に、
6点ハーネス式安全帯着用が義務付けられました。


なので一人ずつ着用に時間もかかるしなかなか大変なんですが
見ている分には楽しいです。

自分の順番が回ってきた時に
「一芸、かました方が宜しいですか?」

とボケてみましたら
電発の方はにっこり笑顔で
「かまさなくていいですから」
と返してくれました。

60Hzのお約束。

という事で転落前科一犯、足元に注意して降りました。


降りると今度はこの形の監査廊です。
ずーっと奥に進みます。