黒又川第二ダム 見学 その4

黒又川をどんどん上流に進んでいきますが
豪雪地帯を感じさせるこの積雪ポールの高さ。
こんなに高くしなくちゃいけないくらい積もったら…
そもそも橋も高欄も道路も路肩も判別できないのでは…。
怖い。

黒又川第一ダム下流側真向きのベストポイント到着です。
奥只見っぽさを感じるといわれて、確かにそうかも…と思いました。
クレストゲート2門のシャープな重力式。

天端からゲート室に入れて頂き、窓から外をチラ見させていただいた写真です。
良い感じに苔むして素敵コンクリートになっているのが良い♪

そして黒又川第一ダムに来られたダム愛好家がまず目にするこの看板。
看板の下部分にある文字に注目してほしいです。
ダム管理者のJ-Power様ではないことに注目してほしいです。

黒又川第一ダムと黒又川第二ダムまでの道は
新潟県管理の県道です。
なので県として、落石が危険なために“通行を禁止”しているのです。
突破したときの罰則まで、これほど厳しく書いてある看板はなかなかありません。

通行の許可を得ているJ-Powerの方でも安全策をとって通行します。
本日も、少人数ですが車二台で来ています。
パンクが発生しても対応できるようにしているのです。
落石より怖いのは熊かもしれませんが。
いや、熊の方が絶対怖いと思います。
最近、ここではありませんが通行禁止のダム管理道路に登山道を経由して横から入り
ダムにたどり着いた事をSNSで公開している人たちがいました。
ダム巡りの趣味を始めたばかりの人たちは、そうやったら行けるのかと賞賛し
昔からダム巡りをしている人たちは眉をひそめたり呆れたりしていました。
立入禁止突破をしても心にしまいこんで管理者に迷惑をかけないならともかく
自己責任だからと正当化する人や人に言いたくてたまらない人は
突破したことを武勇伝にしてしまいがちです。
すると同じことをする人が出てきますし
母数が増えると不用心で不心得な人も出てきて
結果的に管理者がもっと厳重な対応を取らざるを得なくなります。
怪我をしても自己責任ですからと主張しても
行政はそれを放っておけませんから更に頑丈なゲートを設置しなくてはならなくなり
結局あちこちに迷惑がかかります。
だからやめてくださいね
と、管理者様が穏やかに注意喚起してくださっている事に気づいてほしいです。

山の天気は変わりやすいので黒又川第一ダムを後にして
黒又川第二ダムに向かいます。

落石に注意しつつ、路面に転がる割れたばかりの鋭利な石をどけたり
注意しながら到着しました。
フロントガラス越しに見える黒又川第二ダムです。

到着しました。
堤体に駆け寄りたいですがその前に…

まずは慰霊碑にお参りします。

慰霊碑から対岸を見るとこんなコンクリート構想物がありました。

位置をずらせて見るとダム下流にある黒又川第二発電所の
雪崩よけであることがわかりました。

心を落ち着けて黒又川第二ダムに向き合います。

水利使用標識を発見しました。
下流の発電所に最大で28m3/sの水を送ることができます。

豪雪地帯ならではの冬季隧道と同じものがキャットウォークまで続いています。
全てに雪の重さに負けない壊れない頑丈な物が必要とされるのです。