和佐保堆積場 見学 その2


離れて見ていると本当に巨大なテーリングダムだと感動します。
地図で見たところ、天端は今見えている一番上よりさらにまだ奥にありますし
法面勾配を1:2.0程度で考えても、等高線で数えても堤高は軽く200mを超えます。


階段状になった下流面には道路が走っており、綺麗な石積みの壁も見えています。


水質を良くするための様々な設備も設置されています。
テーリングダムですから。
漏出水の管理は厳しく行われているのです。


他のテーリングダムでは左右どちらかの地山に沿う形で
横出しの洪水吐を持っているところが多かったのですが
和佐保ではなんとセンターにこのような洪水吐がありました。
これもまたカッコよさを増幅してくれるパーツですね。


という事で堤体を直下から眺めた後、以前も来た右岸に至る県道を登ってきました。
テーリングダムに来る度になぜかいつも写真に収まる飛行機雲。
そして飛行機雲を見ると中竜鉱山の面草堆積場の下流面を何も考えずに登って行って
低血糖と疲労で死にそうになった事を思い出します。
二度とやらない。
テーリングダム甘く見たらあかん。


左岸から見他和佐保堆積場の堤体。
これも一部でしかありません。

下流面は角度を変えているのでここより下にもここより上にもさらに続いてるのです。