和佐保堆積場 見学 その1

テーリングダムをいくつか見てきましたが
鉱山施設めぐりを始めて最初の頃に見に行き
その後、行っていなかった和佐保堆積場に行ってきました。

一番最初に神岡鉱山に出かけた日というのは
あの同時多発テロがあった日だったので
気もそぞろになっていたというのもあります。

その後、神岡は何度も通っているのですが
和佐保堆積場の横の道には足を延ばしていませんでした。

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初めて和佐保堆積場に行った時に、登って行く道の下で犬のお散歩をしていた地元の方に
「山登りですか?堆積場を見に行くんですか。とても綺麗ですよ。時間によって色が変わるんですよ」
と、お聞きしていた和佐保堆積場。

鉱山の尾鉱の堆積場
こう聞くと油膜でギラギラのとか、鉄バクテリアのギラギラした光の
というイメージがわく人もいらっしゃるかと思います。

実際はそんなものではなく白く静かで
まるで日本ではないような不思議な風景の美しい堆積場なのです。

最初に行った日の写真を神岡鉱山のレポートで見直しましたが
恐ろしいほど腕がなかった当時の自分の写真は目を覆いたくなる代物でした。
という事で、よいレンズも貰ったことだししっかりとり直しに行かねばと
桜のころに和佐保堆積場に行ってきました。


以前来た時に車を止めて地図を確認していた林道との分岐で県道から外れ林道へと進みます。

すぐに目の前に巨大な堆積場のテーリングダム法面が現れました。
通行する地元の方の車両が有りますので邪魔にならないように端っこに車を止めます。


目の前には巨大にコンクリートの水路橋のような物が視界を遮っています。
テーリングダムはこの向こうになります。


水路橋の下をくぐりました。
堤体の一番下はコンクリートで固められています。
堤体の上から来ている水路が見えました。


左岸側にはパイプが走っています。
テーリングダムから出てくる水を浄化して下流に流すために必要な設備があるはずなので
その一部かなと思いました。


直下には副ダムのような形に造られたこんな流路がありました。
この水面はとても静かだったのですが・・


その下のトンネルでどこからかバイパスしてきた方の水路には
間欠的に水が勢いよく出ていてなんだか楽しそうな感じでした。
勢いがいいので出てくる度に波が立つんです。


テーリングダム全体を見たくてじわじわと左岸への道をエビ歩きですすみます。
少しずつ全体像が見えてきました。
物凄いでっかさです。