若松鉱山 周辺施設 その3


建物の中には立てかけられたスコップや
絡まったままのワイヤー等があります。


鉱車の姿が無いプラットホームは殊更に寂しいです。
鉱石の運搬が架空索道からトラックに切り替えられたと
考えると、ここは閉山よりずっと前に役目を終えた施設
かと思われます。
 


壁にこんな札がかかっていました。
文字が当用漢字ではありません。
鉱山の正面に在った『一號ホッパー』と『二號ホッパー』の
文字と同じです。

同じ方の手になる物なのでしょうか。
それともこの建物が現役の頃にはこの文字が
常用漢字だったのでしょうか?


建物の端にストーブを設置した小部屋がありました。
お弁当はこのお部屋で食べていたのかもしれません。
窓の外の緑が綺麗です。


巻き上げ機の設置された建物の中央を走る
巨大な溝を照らすライトは強力な水銀灯です。


この建物はもう動く事もありませんが
この鉱山は後継事業でまだ頑張っています。
鉱山に問い合わせたらもっと詳しいことが判るのかもしれません。