若松鉱山 周辺施設 その2


ほの暗い木々の間の光を頼りに進みます。
プラットホームのような空間が目に飛び込んできました。


中に入って振り返ると傾斜している事がわかります。
計算された傾斜なのか建物の経年劣化による傾斜なのか
はっきりしません。


鉱車が行き来していたにしてはなんだか雰囲気が違います。
レールだけでなく巨大な巻き上げ機が設置されているからです。


レールの端にがっちりとすえつけられた巻き上げ機です。
昇降を目的とするインクラインというよりケーブルカーなどに使う
タイプに見えますが不勉強で種別ははっきりしません。


建物の山側は壁でなく柱だけで風が通ります。
所々トラス構造で支えられた柱はしっかりしているように
見えますが地盤のほうが傾いては柱が頑張っても
あまり効果はないでしょう。


鉱山の主要施設の方向には壁がなくぽっかりと開いて
空が見えています。こちらにもレールがあります。
そしてロープウェイに在るようなコンクリートの支柱です。

下の道に設置されていた落下防止の防護ネット。
この鉱山には架空索道が在ったのでしょうか?
時間があれば役場などで調べられたのですが
当日は日曜日という事もあり情報が取れませんでした。