若松鉱山 周辺施設 その1
鳥取県にあり、かつて
国内クロム産出量のシェア40%を
誇った若松鉱山への道行に鉱山の関連施設と思われる
建物が残っています。
鉱山を示す看板で曲がってからしばらく進みます。
鉱山よりずっと手前に忽然と現れる建物があります。
突然、視界一杯に現れた建物は木造で斜面に
幾つかの階層があることが見てとれました。
前が少し広くなっているのでそこに車を停めます。
山に良くある林業の関連施設かもしれないと
周辺を見ますが、それらしい物が見当たりません。
丈夫な金網の防護ネットが道路の上に立っています。
この上に何かの索道があったのだろうと思いますが
鉱山の索道か林業の索道かははっきりしません。
建物の前に戻ってくるとその構造がホッパーで
あることに気づきました。
鉱山の周辺施設に間違い在りません。
鉱山の主要施設はもっともっと上に在るので
これは貯鉱庫かと思われます。
上り口を探し、藪を漕ぎ、虫に襲われながら
水っぽい腐葉土に足をとられて滑り
杉の枝でスリップし潅木に顔を叩かれつつ
登っていくと昔、道であったであろう平らな部分が
木々の間に現れ始めました。
半ば崩れかけた道をずるずる滑りながら進むと
建物の上部に辿り着きました。
木製のテラスのような部分はうっすらと緑になって
とても綺麗な色合いなのですがかなりもろくなっている様子。
足元の感触に注意しながら進みます。