面谷鉱山見学 その2

残雪の白い部分もまばらです。
天気のよい朝でした。面谷川の水量はとても多く、流れは速く、
魚が居るのか居ないのか姿は見えません。


フラットダートはずっと面谷川沿いに進みます。
春先で荒れた林道には工事車両が入っていました。
河川改修工事と砂防ダムの建設。重機に道を塞がれて車では進めなくなりました。
もとい、通行止めの看板を無視して入ってきていたので文句は言えません。
手前のちょっと広くなっている場所に車を止め、この後は徒歩で進みました。


面谷鉱山の遺構が見えてきました。
山城の石垣のようにいくつもの段になっているのが判ります。


大正11年閉山の鉱山です。
80年以上経って遺構は土砂で埋もれかけています。


河の向こうに渡る場所を探しましたが見つかりません。
石積みの砂防ダムで近づける所までいきましたが川の流れが速すぎて
躊躇します。夏だったら渡る決意も出来たと思いますが...。

背後の山が崩れています。周囲の山に木々があるのにこの空間だけは
土の色しかありません。その合間に覗く煉瓦や石垣。
明らかに建物であるとわかるものは何もありません。
全て土に還り、土台だけが残っているのです。