小森江の廃貯水池 その2


ダムとしての機能がきちんと残されているという事は
漏水などがなく貯水出来ることと
洪水時に余水吐が機能していなくてはなりません。

という事でまず見に行くのは余水吐。
右岸に越流部が見えています。


余水吐水路の上には橋が架かっていました。
新しいですね。


水路はこの通り草が一面に絨毯状態で生えていましたが木が生えたりはしていない。
薄く積もった堆積土砂にこの位の草だったら問題なし。
木が生え始めると洪水時に色々補足したり閉塞原因になるから引っこ抜かねばですが。


越流部は扇型ではなくて直線でした。
凄く大きい貯水池ではないしこれも問題なし。


余水吐を見た後、子供たちの楽しい声が響く貯水池の方に移動です。

釣りをしている子供たちがミミズ〜ミミズ〜と叫んでいました。
餌を全部ロストしたようだ。
餌も現地調達か。

いや、まずその池にどんな魚がいるのか気になる。
鮒ならご飯粒でも釣れると思うが。


リップラップには手すり付きの階段です。


すっかり草に覆われたリップラップ。
大正時代に作られたダムですから
これは補修でこのようにされたのかなと思います。


すっくと立っている取水塔。
現役時代は水没していていた取水塔。
高さを考えるとダム湖の深さも分かってとても良いですね。

ラッパ管が2本見えています。
底部にも取水口があるので
貯水位に合わせてから3か所から選んで取水していたのかと思われます。