小森江の廃貯水池 その1

2014/4/10 更新

年度末。
体調を崩していました。

やっとやっとのことで貰えた連休なのに
身体第一で仕事に差し支えないように寝て暮らすか
それとも抗炎症剤と抗生物質の力を借りてちょっと遠くに足を伸ばすか
思案している時にダム仲間のひろ@様から素敵な写真付きメールが届きました。

とてもほのぼのとした春景色
今は使われていない水道水源の貯水池跡が公園になっているというのです。

場所は福岡県の門司。

直前まで行くなら山口県のダム巡りを考えて行程計画していたのが
このメールで全部吹っ飛びました。

目標地点 福岡県門司 小森江子供のもり公園♪

◆ ◆

高速ぶっとばして関門橋渡って車のナビにお任せでやってきました。


ひろ@様のメールで注意を受けていたポイントなど。
とにかくだらだら急坂で細い道なので対向車に十分注意が必要。
途中で橋が架かっていてここが先が見通せないのでちょっと躊躇する。
それを過ぎてどんどん上ると堰堤の方に行く道が現れてここも離合困難。

基本的に対向車が来ると思って進んでいけば特に問題なし。
堰堤左岸にパーキングあります。

当日はお天気よかったこともあり
人出が多い。車も多い。人気スポットらしい。


無事にパーキングに車を止めました。
車を降りるとあちこちから楽しそうな子供の声が耳に届く。


天端を左岸から見たところです。
綺麗に草が生えていてほのぼの感満開♪


そして貯水池は現在抜水されて底部に小さい池だけ残されていています。
レンガ造りの取水塔がアクセント。
これがあるとないとでは風景が全然違うものになると思います。


天端から見下ろすともうすぐそこが海。
関門海峡の向こうに下関。


現場に詳しい説明板がありました。
これが現役で活躍していたころの小森江貯水池です。

立派な堰堤。
広い敷地をふんだんに使ったこの時代ならではの緩速濾過池のある浄水場。


現在は廃止扱いですが貯水機能は残っています。
“昭和53年及び57年の渇水時に非常用として再給水を行いました”という文言があります。

宇和島市の柿原水源地の第一、第二貯水池堰堤と同じですね。
ダムの機能がきちんと残されているために
非常用水源として働こうと思ったら働けるのです。

こういうの大好き♪