日立鉱山見学 その6

資料館内には展示品に関わる資料写真もあります。
これはこの敷地にかつて建っていた選鉱場の写真です。

建物の奥に温室のようなガラス張りの設備が展示してありました。
「これは...実験室?」
「燻煙器です。右が植物に亜硫酸ガスをあてる被培室。
左が燃焼室です。日立が煙害に取り組む為に頑張ってきた歴史で
とても大切な物です。この燻煙器で作物の実験を行っていました。」
鉱山の煙害。
今は崩れてしまった大煙突も、山を走る煙道も
それはみんな、煙害克服の為の先人の知恵でした。
どの銅鉱山でも直面した精錬の煙の被害。
煙はどうしたら周囲の山の木を枯らさずに流す事ができるのか
周辺で農作物に影響が少ない煙の濃度はどのくらいなのか
煙に強い植物はなんなのか
煙に弱い農作物はなんなのか
鉱害に真摯な姿勢で取り組んで来る日も来る日もデータを蓄積して
風向きをはじめ、現在では気象庁が行っているような観測をずっと
この鉱山が続けていた事をここで知りました。
「実験の結果、伐採された山に植えるのは煙に強い
大島桜が良いという事がわかりましてね。
だからこの後ろの山は皆、大島桜で一杯なんですよ。」
桜で一杯の山。
鉱山の遺構。
かつてその桜を見ながら上のグラウンドで楽しんでいた社員と家族。
ここでついに涙腺が緩んで鼻水が止まらなくなってしまいました。

鼻水たらしながらでは失礼なのでぐっとこらえて次のコーナーへ。
ずらりと並んだ削岩機コレクション。保有数は国内最大です。

銃器が好きな人だったらつい銃と間違えて
しまうんじゃないかという、このシルエットです。

サブマシンガンじゃないですよ(笑)
国内のも海外のも凄い数で展示してあります。