日立鉱山見学 その7


そして主役のコンプレッサー。
活躍していた頃はこの建物の中は熱気で凄かった事でしょう。


バケットローダーもかわいく鎮座していました。

「そろそろ記念館の方が開きますからどうぞ行ってみてください。」
「はい。ありがとうございました♪」



親切な職員の方にお礼を述べて日鉱記念館の方に移動です。


カラミを見ながら記念館へ。


入り口で傾斜したスペースにオブジェのように
山積みにしてあるカラミを発見しました。
吃驚してそれに張り付いていると中の方が
不審な顔をしてこちらを御覧になっています。

中に入ると職員の方の御一人が鉱山の歴史と企業の沿革、
日立鉱山と煙害克服のエピソードを凄く熱心に説明してくださいました。

「別子(住友)は煙害に対して植林を行った事をアピールしていますけど
植えていたのは杉ですね。日立は桜です。それも煙に最も強い大島桜です。」
「別子の山では植えたといっても幅20cm足らずの所に杉を並べて植えただけでしょう。
この後ろの山の桜の育ち方を見てください。育ったあとの大きさも考えて
(段々畑のような)スペースを山にとって一本ずつ大事に大事に植えつづけた
結果なんですよ。」

(うわぁ♪この方、会社を愛してるなぁ♪)
そのライバル会社への評価さえ愛社精神があってこそです。
そういうのが凄く心に染みてしまう私でした。

記念館の中には当時の写真が一杯ですが何より私の気持ちを引いたのが
受付で販売している『大煙突の記録』という本でした。

この本が凄かったのです!
鉱山について知りたいと思うなら必読の書といっても良いかと思うくらい
凄いデータがぎっしり詰まっています。絶対お薦めです!


記念館を出ると目の前には竪坑櫓が見えます。
春に来たらこのバックは一面、薄紫の桜で一杯なのかもしれません。


竪坑の上から見たらきっと海まで見えるんだろうなと
思いつつ見上げました。