友ヶ島 その2

第二砲台跡は海側が大きく崩れています。


まるで子供が不用意に触って崩れた積み木みたいな崩れ方です。
補修していたらこんな事にならなかったのでしょうか。

第二次世界大戦の後、軍事施設は冷たい扱いを受けてきたのかもしれません。
あの戦争を私は知りませんが知る人がこれを見たらどんな風に思うのでしょう。


階段があるので降りてみました。
通路はゴミでいっぱいです。小さな羽虫が足元から一斉に飛び立ちます。
湿った地面と腐敗した土。あまり良い匂いではないです。


通路を海側から見るとこんな感じです。
凄く綺麗です。でも波打ち際の音とさんさんと降り注ぐ日光は
この廃墟の淀みを消してしまいそうな明るい雰囲気を作っています。


崩落している海側からです。足元注意。


南国的といいますか周囲ののどかな風景に溶け込んで
暗さを感じさせない瓦礫です。


こういう瓦礫は南方戦線でも残っているのでしょうか?