川の向こうに 16


“スイッチを入れるな”

この発電所から出ていた電線を中継していた電柱もいくつかは崩れ
その役割を終えていました。
 


補修したら働けますか。
昔の発電所は地の利を生かして適した場所に造られている事が多いのだと
水力発電に詳しい方に聞きました。

この設備は入れ替えなくてはならないにしても
この場所には豊富な水の流れがあるのは事実です。

いつか復活できる事があるんでしょうか。

各地に捨てられている発電所の廃墟を復活させて
小規模水力発電で発電のベースアップをはかり
多目的ダムの治水キャパシティを増加させるなんて事は
荒唐無稽なのかもしれませんが
廃墟になってしまった発電所の中では
あれやこれやと取り留めの無い事が頭に浮かびます。
 


二階建ての高さがあるのにフロアには部屋がひとつ。
一部だけが吊り下げ2階になっていました。


床がもうすっかり痛んでしまっていたので
踏み込めません。


ここで職員の方が寝泊りしていたのでしょう。
ぼろぼろの畳とぼろぼろの布団。
カビの臭いとアンモニア臭。
動物の臭いが強く漂っていました。

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