川の向こうに 14

 
扉が外れかかっていた小さな木製の箱状の部屋。
近づくとこれが電話室だった事が解りました。

 
扉の内側から見ると Telephon と文字が残っていました。
違い組みのガラス格子。
昔は良く見られた桟の意匠。
最近はアルミサッシの普及ですっかり見られなくなりました。


天井を見上げると無事な蛍光灯もありました。


オレンジと黒のだんだらに塗られた鉄枠。
その下にあるのはベルトです。
発電機が稼動している時はこのベルトは高速で回転していたはずです。


コンクリートの味気ない部屋に佇む発電機。
そこに緑の反射光。

自然に荒廃していった様子が見て取れます。

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