川の向こうに 3
だんだん目がなれてきたのでライトを消します。

水車はいつまで使われていたのでしょう。
機械油と塵埃の混じった工場の廃墟と同じ臭いがふんわりと漂っています。

「送電するな」と書かれた札が下がっているコントロール。
まだ使える機械だった事を示しています。
壊れたわけではなく
働かなくてよくなってしまった
そして長く使われないうちに
使われなくなった手足が力を取り戻せなくなって
本当に動かなくなってしまうように
この発電所は本当に動かないものになっていきました。

もう一度使われるときが来ますか?
きっとその時は新しい機械がここにやって来るでしょう。

もうこのメーターが動く事も無いのです。

電熱線がなぜかたくさん落ちている発電所の中。
ゴミになってしまったものはいずれも
この建物の中にあったものであり
建物のパーツであり
この発電所が働いていた時のもの。
それと建物を壊して流入した土砂と植物の混ざったもの。