川の向こうに 2

建物の裏側に回ってきました。



建物の裏にあるといえば便所です。
雪の時は大変だった事でしょう。

変圧器も藤に絡みつかれてジャングル状態。

発電所から電気を送り出すコンクリート製の電柱。
碍子も全部残っているのにもう緑に覆われて天辺も見えません。

便所の方からそっと中を覗きます。
緑の反射光から目が慣れてくると
すぐ目の前に水車があるのに気付いて吃驚。

 

入り口に回りました。
もともと在ったドアの類は山から押し寄せてきた土砂で砕かれていました。
土砂が流入して瓦礫にはガラス片が一杯混じっています。

真っ暗な建物の中にライトを当ててそっと足を進めます。
靴の下でガラス片が パリン と割れた感触がありました。

発電所の主役がこんなに綺麗に残っていました。

この写真を水力発電に詳しい方にお見せしたところ
横軸フランシス水車というものだと教えていただきました。

 

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