向之倉 訪問記 その8

新緑の反射光で趣が違っています。
捨てられた集落であっても春の陽射しは
何もかもを綺麗に見せてくれます。

玄関の扉も部屋の襖も外れて落ちています。
これは風雪の仕業なのでしょうか。

お風呂がありました。五右衛門風呂です。
タイルは剥がれも欠け落ちもせず左官屋さんが
良い仕事をしていってくれた事を語ります。

畳を失った部屋は遮るものを失って塵埃に覆われ
退色して灰色ばかりが広がっています。

セメントで作られた洗面台。
無造作に置かれたタオルと洗面器。
これだけを見たらまだ使う人が居てもおかしくない感じです。