旧脇ヶ畑村 保月 その3

御神木の峠側から入ると保月の集落で最初に目に入るのが
小学校跡地で、次に視界に入るのはお寺です。

誰も居ませんが非常に綺麗に掃除されている境内でした。
本堂らしき建物の横にはあまり見かけない板が立てかけてあります。

杉の焼板で作られたこの大きなものはどうやら雪除けのようです。
濡れ縁を壊されないように設置してあるのかと思います。

さらに一段上のお堂はこれも豪雪対策なのか梁を建物の外から
鋼鉄の支柱で支えるという、凄い補強がなされていました。

そして周囲は参道も含め、何もかも綺麗に手が入れられています。
過疎の地の荒れた風景を思い浮かべながら到着するといささか
拍子抜けするかもしれません。

家屋の間の野道も歩きやすく草刈がなされています。

ススキはシシウドとともにあちこちで生い茂っています。
雨がずっと降っていたので虫の音は聞こえません。
葉を打つ雨粒の音だけです。


崩れた家屋もありません。
ここは福井県の和泉村の奥地と同じく夏場だけ持ち主が帰ってくる
夏季限定の居住地になっていました。