足尾 散策  2


選鉱場の壁が残っています。
煉瓦の壁がある他にはっきりと形のわかる物はあまりありません。
産業遺物などは残っていないようでした。


煉瓦の壁に近づいてみると通常の焼き物煉瓦と表面が違います。
溶けた金属の不純物、残り滓。
これはカラミで作られたカラミ煉瓦でした。


足尾町が立てた看板には往時の住宅、公共施設、鉱山施設が実に詳しく書かれています。


こんなに社宅がひしめいていたエリアだったのです。

でも今は見渡しても面影を残すのは選鉱場の煉瓦壁のみです。



看板が示す道を見つけ山道をいくつか登りました。


でも潅木が茂り始めた平らな場所には痕跡しか残っていませんでした。
 


さらに銀山平への道を進んでいくと今度は別の遺構が姿を見せました。


ここは火薬庫跡と看板が出ていました。
しかし建物の跡などは見当たりません。
この洞窟状態の穴がそれに該当するようです。