明延鉱山 錫の行方 その4
振り向くとそこに錫を鋳造するお部屋が在りました。
中にはインゴットが積み上げられています。
なんて美しい金属の光。
見とれてわくわくしていましたら...
壁際に置かれたお鍋。
「これ..は?」
私が注目しているとおさじですいっとすくわれました。
溶けた錫です!
完璧な銀色!
すくった錫が温度変化でキラキラ筋を作り始めるのがもう悶絶物の美しさでした。
そして表面をすくわれたお鍋の中の錫は鏡になっておりました。
しばらくこいつ頭おかしいと思われるくらいギャーギャーはしゃいでしまいました。
すみません。
イベントの時にまた写真を撮らせてくださいとお願いしてこの日は失礼する事にしました。