宇治ぷらぷら その2


このあたりで大阪湾から約50kmらしい。


堤防の上を下流に向かって歩きます。


どこに向かっているかというと
関西電力宇治発電所の放水路です。
余水吐水路の先でプール状になっていて地図を見ていても目立っていたので
これは見に行かねばとてくてく歩いているのです。


堤防のすぐ外に茶畑。
そしてサイレンの乗っかった警報所。


しばらく歩いて行くとそれらしいものが見えてきました。


広い広い草っ原のようなフェンスに囲われたここが
宇治発電所放水路出口です。


プール状になったスペースの端に宇治川への吐口が開いています。
割と落差ありますね。
宇治川は本気出すと凄い水位になりますからこのくらいは必要なのか。


放水路の真ん中をすーっと伸びる溝。

綺麗綺麗。
これは緑が芽吹いた頃に来たらとても綺麗だと思う。
繁茂したら何も見えなくなりそうだが。


草刈りとかされているんでしょうね。
見学時にはかなり鳥が来ていました。
レンゲの種蒔いてくれないかなぁ。
ここがレンゲ畑だったら凄く綺麗だと思う。


水深はかなり深いようです。
水位標をみただけでも3mはありました。
落ちたら上がってこれないのでフェンスは必須。


水路を鴨が泳いでいたりして
ズームで見つめているとまた頭の中で
ハドソン・リバー派の絵画がぽわぽわ浮かんできて
魂がどこかに行きそうになる。
いかんいかん。


放水路をズームで見て正気にかえろう。

こうやって見ると宇治川本川に入る前の遊水地なんだなとわかる。


ちっこくて見落としそうになったけど銘板発見。
『関西電力余水路特殊堤(その2)工事』と書かれていました。

特殊堤(その2)?


釣り人向けでしょうか。
川のほうに行かないと見えにくい所に横断幕がつけられていました。