長崎ぷらぷら その4


「長崎大水害記念塔」の文字があります。


ここにもこの場所の水位が示されていました。
モニュメントの細くなっているところの少し下に
帯のように素材を変えて高さを分かりやすく示してくれています。

中島川からはかなり離れているように見えていますが
この場所でも157cmの浸水があったそうです。

モニュメントの上に載っている船は御朱印船だそうです。

「この塔飾りには 長崎の港から未来に向かって
大洋をこえようとする御朱印船を配した。
大水害復興の心意気を讃えるためである。」

と、いう説明文もありました。


モニュメントの位置は赤丸印のところになります。


と、日が昇る頃から長崎駅前から中島川沿いに
ずーっと水害モニュメントを探しててくてくしていましたが
仕事の時間が刻々と近づいてきたので
長崎電鉄の路面電車で浦上川沿いに一気に移動。

路面電車便利。
富山でも乗りまくり
熊本でも乗りまくり
路面電車好き。


いそげいそげ出張で来たのだから仕事場に急げ。


午前中のお仕事終了。
お昼休みを利用してご飯の時間を使って
抜け出して向かった先は有名な神社の鳥居です。


案内標識も出ているので迷わずすぐにたどり着きました。


立ち並ぶマンションの間に石段。
その先に静かに立っている鳥居です。


教科書でみた写真。
原爆が落とされた後の荒野と化した浦上川沿い。
そこに立つ、半分だけ残った鳥居。

長崎原爆遺跡のひとつ、山王神社二の鳥居です。


ここまで完璧なバランスで
半分だけになりながら立ち続ける鳥居に
機会があれば近くで見たいとずっと思っていた戦争遺構です。


驚いたのは爆風で破壊された鳥居の部材もきちんと横に並べられ
それがどの部分であったのかを示す説明板も建てられていることです。
元々の姿もきちんと写真で紹介されていました。


二の鳥居から少し山手に進むと山王神社に到着します。
石段の両側の巨木は爆風に耐えた楠です。


原爆投下後の写真にもこの楠は半分だけになった二の鳥居や
石段と一緒に写っていました。


残り少ない昼休み、次に向かったのは長崎平和公園。
爆心地を示すモニュメントです。


現地では観光客の方が熱心に見ていた説明板。
お互い譲り合いでみんなじっくりじっくり読んでました。

浦上川沿い
こんな谷間の狭い所に
原爆落とされたんだなぁ…

広島には修学旅行で行っていたのですが
長崎は来ていなかったのでしっかり目に焼き付けなくてはと
この公園にある地層の展示やモニュメントもしっかり見て回りました。


午後の仕事が無事に終わりました。
浦上川沿いから今度は長崎駅前まで歩きます。
歩き過ぎ。