長崎ぷらぷら その3
更に下流に移動するとバイパス水路の出口が見えました。
なるほど。
眼鏡橋の下には必ず景観がよくなるように
水が貯められる段差工を下流に作って堰上げしつつ
基本的に河川維持流量はバイパス水路で流下するようにしてあるから
眼鏡橋の下流、段差工の下で瀬切れのような部分ができていたようです。
賢いなー。
確かに眼鏡橋、水面に映らないと
普通のダブルアーチ橋になってしまうもんね。
眼鏡橋は水面込みで景観整備。
中島川公園をしっかり見た後に向かったのは浜市アーケード街です。
このアーケード街にも長崎大水害の水位を示したメモリアルがあるとの事。
アーケード街の端っこからきょろきょろひたすら壁やら支柱やら
見ながら進んでいくと・・・
あ!!
あった!!
長崎で有名な浜屋百貨店の横にある交番(?)
の前に立っているアーケードの支柱にプレートが。
1982年
7・23大水害被災水位
------173cm------
17時〜24時の総降雨量 = 448mm
19時〜20時の時間降雨量 = 111.5mm
浜市商店連合会
先ほどの中島川公園よりも高い水位です。
この浜市アーケードには災害当時、浸水はもちろんのこと
押し流されてきた車が浸入しました。
洪水で上流から押し寄せる流木で被害が大きくなるのと同じく
流された車も建物を破壊します。
アーケード街を中島川の方に歩いて行くともう一か所プレートが見つかりました。
アーケード街で一番大きな交差点の柱に設置されていました。
刻まれている数字は同じです。
アーケード街を出て、中央橋というところに出てきました。
大きな橋と交差点。
ここは水害の時に旧・中央橋が洪水の流下を妨げたことを踏まえ
橋自体の架け替えを含め、周辺が大きく景観を変える根本的な
道路と河川の設計見直しがされたところです。。
この中央橋のたもとに水害の水位を示すモニュメントが設置されています。
積み上げられた石板の間にガラスになった部分があります。
このガラスの高さが水害の最高水位を示しています。
モニュメント自体に水位は刻まれていませんが
地面から約155.0cm位を示しているそうです。
浜市アーケード(最寄駅の名前は浜町アーケードです)内の
水害水位を示したプレートが設置された支柱の位置を赤丸で示しました。
中央橋の水害モニュメントは地図にも記載されているので見つけやすいと思います。
長崎電鉄の路面電車で思案橋という駅に移動してきました。
思案橋の駅のすぐ横にある交差点、横断歩道の先に見えているモニュメント。
これも水害のモニュメントです。