藤原千方伝承地めぐり その2


杉林の中に真新しい鳥居が現われました。


でもまだまだゴールは先です。


二つ目の鳥居です。
到着しました。


藤原千方将軍と四鬼の絵。
馬に乗っているのが千方将軍。
黄色が金鬼、水色が水鬼
緑色が風鬼、灰色が隠形鬼
と思われます。


青山町は2004年に合併で伊賀市になりました。
今では伊賀市の指定史跡なのか気になるところ。


現在地、千方窟こと千方城址の説明です。
下にあった説明板より詳しく載っています。

朝廷に対して反乱をおこしたというより
単に朝廷に従わなかったということだと思うんですが。
いわゆる“まつろわぬ民”という属性


数百の軍勢で5万の軍勢と戦うとか
天正伊賀の乱のジェノサイドを彷彿とさせる数字ですが
最初、勝っているのが数百の軍勢というあたりがすごい。


結局、無双の四鬼が千方の元を離れた事によって負けてしまい
千方は討ち取られてしまうわけですが。


一通り説明板を読んで窟の方に進みます。


説明板のある場所から下って窪地になった所に巨石が並んでいます。


こちらが千方窟です。


かなりの大きさの柱状節理です。

なんで山の中に突然こんな形で出現しているのか。
専門的知識がないのでさっぱり分かりません。

すごい迫力があることだけは間違いない。


菊の御紋がついた藤原千方尊の碑の隣で
二つ寄り添っている碑は若宮明神と千方明神という文字が刻まれていました。


窟の周囲には巨木が育っていますので雰囲気最高です。


周辺には順路を示す看板があちこちにあります。


少し高い所に見張り台跡とありましたが
現在は杉林の中なので見晴らしは良くないです。


こちらは風穴です。


名張市の赤岩尾神社にある風穴と繋がっていて
四鬼がここを通って逃げたと伝えられている風穴です。


窟の節理の上から窪地を見下ろすとこんな感じです。
山の中に忽然とこんな風景があったら
色々イメージが湧くのは自然なことではないかと。


木々に巻きついて伸びる藤蔓も非常に太いです。
藤原ゆかりの地の藤ですから触っちゃいけないですね。