矢木沢ダム見学 その12

管理事務所隣のネイチャービュー矢木沢の館内には
矢木沢ダムの模型がありました。
ガラスケースの反射が強かったのでちょっと画像いじってあります。
「どうして上に展示しないんですか?」と聞きましたら
「模型が大きすぎて..後から作った物だから入らなくて..」
というありがちな失敗だったという事でした。
惜しい! こんな立派な模型を潜めておかなくちゃいけないなんて。
堤体模型は1階の映像室の横にこっそり隠れています。

奥利根湖は本当に綺麗な水が湛えられていました。
当日はどこかの中学生の社会見学団体が来ていましたが
賑わっている駐車場に停められた車は釣りとキャンプの人ばかり。
堤体を見に来るより観光地として名前が売れてしまっている為に
これは仕方の無い事かもしれません。
ダムの管理に当たる方はたとえ目的が釣りやレジャーであっても
ダムに親しんでもらえる事の方がきっと嬉しいのかと思います。
出来てから36年経ちました。
ダムが出来る前の風景を知っている人はあまり多くない矢木沢ダム。
なぜならここは秘境と呼ぶに相応しい本当の山奥だったからです。
ダムが出来て管理道路が通ってここに容易にたどり着けるようになりました。
今来ている人たちには素敵な場所があるという認識はあっても
ネイチャービュー矢木沢で情報公開している
モリブデン鉱山への道がありましたという事や
温泉が一軒だけありましたという事はあまり知られていないでしょう。
気が付くと素敵なダム湖がありました。
その水の美しさと自然の豊かさに多くの人が訪れるようになりました。
そのダムは都心の大切な水がめとして電力を供給する発電所として
頑張って働いているダムでした。
こんな風に知って貰えるダムはきっと
反対運動で負のイメージを流されてきたダムよりもきっと
少しだけ幸せそうです。
ダムに興味の無い人が訪れて
あぁ、綺麗な風景だな と思ってもらうだけでもいいんです と
今ではあたりまえになった都心の生活を守る為に頑張ってきた堤体は
控えめに頑張りつづけてくれているように感じました。

厳冬期にはこの一帯は雪に覆われます。
管理事務所の方は越冬隊となります。
その時に職員の方がお住まいになるのがこの寮です。
職員合宿所という名称が素敵です。
ジャンプ台洪水吐きのすぐ横にあってアーチ堤体真下に繋がる
トンネルで出勤なさるとか。堤体まで辿り着いたらエレベーターで
上がって管理事務所に到着です。雪対策があるのが流石ですね。

矢木沢ダム管理事務所で頂いたパンフレット2種です。
現在、配布しているのは右の緑の方です。

しかーし!左の白い方の方が中身が凄い!
中は詳細なダムデータぎっしりなのです。
観光案内などは無しで事業説明と沿革、歴史と
純粋な堤体のデータパンフレット!!
しかもジャンプ台・洪水吐きからの放水写真付!!!
貰うなら絶対両方がお勧めです。
白い方はパンフレット棚などには置いていないので
矢木沢ダム管理事務所で貰ってください。
沼田総合管理所でも在庫があったらもらえるかもしれません。
親切な管理事務所の職員の方に感謝感激の矢木沢ダム見学でした。