with Dam Night 2021 その3

そして再開発という事で
水道専用ダムが治水活用されるという事例で
神戸市水道局堤体三兄弟の三男
個人的に日本一の美麗放流堤体だと思っている千苅ダムです。


いつ会いに行っても心が満たされる千苅ダムにまたまたやってきました。


副堤の工事が始まっているのですが全く気配が感じられない静けさ。
でも水音は派手。
前日に雨が降っていたわけでもないのにいい感じで全面越流中。


さらに副堤からの水もトンネル洪水吐から出ていました。
こちらから水が出ているところはこれだけ何度も通っていても
あまり遭遇していないので嬉しい♪


11番ゲートだけへそ曲げていますね。


17番ゲートから始まるこの縮流がたまらん美しさです。


直線流下等幅の部分と縮流がかかった部分がいっぺんに見られる
千苅ダムの越流は教材として最高っ!!
美しさも最高っ!!


水位はクレストゲート上端、副堤越流高に達しているので
薄ーく薄ーく水が越えている状態。


設計が素晴らしすぎるので波がほぼ立たないこの状態が見事すぎる♪


今回、新しい鑑賞ポイントを発見しました。

天端横から貯水池の横を通るルートは復旧していませんが
天端まで上るルートの途中にこんなゲートが出来ていました。
昨年開通したようです。


ここを進むと天端見下ろしやクレストゲートと天端レベルで
下流面真向きが撮れるという事ですがちょっと道が…。

滑りにくい靴は必須なのでまた今度トライしてみようかと思います。


とりあえず少し進んだだけでも貴重なビューが。


副堤を超えた水は、下から見るとそれなりの瀑布ですが
このレベルで見るとそんなに大量の水が来ているわけではなさそう。


岩にばしばしあたって減勢されているので
たくさん出ているように見えるんですね。


この日は11番ゲートがへそ曲げていました。
100歳お祝いのイベント日は9番ゲートがすこし拗ねていました。

水が扉体の上を超える越流タイプなので
流木や流塵などの微細な影響受けているのかと思います。

こんな美しい千苅ダムに洪水調節機能が加えられるという事で
全国のダム愛好家が心配の声と悲鳴が上がりましたが
こちらの主堤体に工事の手は加わりません。

ご安心ください。