with Dam★Night-Biwako その4


洗堰、宇治PS取水口と続いて
琵琶湖の水の出口の三つ目、琵琶湖疏水に到着しました。


橋には「疏水」の文字が。
河川ではありませんから。
運河ですから。


琵琶湖疏水の第一疏水です。
隣のニ階建ては京都市上下水道局の建物になります。

ここから先は京都市上下水道局様の領域。
通常、入ることはできません。
外から眺めることはできますが。


第一疏水で存在感がすごいのがこの大津閘門です。
ここを船が行き来していたのです。
船でここを通過したい…。


大津閘門は通過できませんが
疏水をクルージングできるツアーはあります。
数年前に始まってとんでもない人気です。
桜の頃と紅葉の頃はもう予約とれないほどの人気です。


琵琶湖からの水が流れて行きます。
水路の石壁も何もかもとにかく美しい。


大津閘門のマイターゲートの横で説明を受けます。


琵琶湖側のマイターゲートです。
とてもティピカルな閘門らしい斜接扉。


銘板発見。
最近更新されたようです。
平成元年5月の文字が確認できました。


こちらが閘室になります。


マイターゲート上流側には開閉桿とハンドルが。
これをくるくる回すと扉が開く仕組。
電動にはなっていないのか現場できちんと見るのをしくじりました。
手動だったら味わい深くてますます素敵。


現場で見せて頂いた昔の写真です。
船が行き来している様子が写っています。


こちらは洋画家が詳細に描いた大津閘門。
明治23年と記されていました。


閘室の下流側です。
マイターゲートは完全にぴったりと閉ざされているのではなく
わずかに開いています。
閘室の水質が悪くならないようにしているのでしょうか。


滔々と流れる疏水の横の通路を進んでいきます。
両岸には大きな桜が。
花の頃はどんなに綺麗かと想像するだけでわくわく。


ここが疏水通船の乗り場なのだそうです。
閘門から少し離れています。


第一トンネル東口の洞門ポータルです。


リベット打の扉がもう色気満開でたまらない。
かっこえええ♪♪


破風の下に文字が刻まれています。


“千萬象気”
気象萬千と書かれているのだそうです。
伊藤博文の書です。
この扁額は気になりますが…


“SAKURO TANABE”
こっちの方が注目です。
田辺朔朗博士の名前がばっちり刻まれているんですから♪


現地で見た素敵なイラスト地図。

うん。
8km少しなら歩けるよ。

これは歩けってことだな♪
秋になったら歩こう。