with Dam★Night-Biwako その2


説明の後は史跡、南郷洗堰に入らせていただきました。


堤頂に置いてあるこの角材。
昔、ゲートとして使用していた角材です。
この角材をピアのスリットにはめ込んで水を止めていたのです。

その様子はアクア琵琶に入ってすぐの所に大きな模型があるので
そちらを見てもらうと分かりやすいかと思います。


南郷洗堰と瀬田川洗堰の実物を見ながら管理についての説明を受けます。


明治時代からの琵琶湖の水位のグラフ。

整備が進んだから右肩下がりなのだと思いますが
年々下がっていく降水量のトレンドと同じなので
見た瞬間ドキッとしてしまった。


続いてただいま300m3/s放流中の瀬田川洗堰に移動です。


ゲートの直上流ではこんなに穏やかな水面ですが
現在、盛大に放流しています。


そして道路を渡って近畿地方整備局琵琶湖河川事務所の
敷地内に入れて頂き、左岸側に設けられたバイパス水路の見学です。


瀬田川洗堰の竣功は
バイパス水路は琵琶湖総合開発の一環として
水資源機構(当時は水資源開発公団)のパート、琵琶湖開発で設けられた設備です。

横の瀬田川洗堰とどう違うかというと
琵琶湖水位が低い時でも取水できるようになっているのがポイントなのです。
利水のためにとーーっても重要な施設なのです。


何度も瀬田川洗堰は見に来ていますがバイパス水路は初見。

すごい勢いで至近距離でみんな圧倒される。


こちらは幅5mの水路の方です。
大概の迫力ですが・・・


バイパス水路は5m水路と15m水路があるのです。
それぞれが3段式ローラーゲートという珍しい構造。

参加されていたダム工学会の偉い先生、ここに食いつき、
職員の方に詳しい質問されていましたが高度過ぎてついて行けない。


そして隣の15m水路です。

水の厚さといい流量といい
距離がほんとに近いので大迫力!


ちなみにこちらが下流から見られるバイパス水路と瀬田川洗堰の様子です。
別の日に撮影したもの。

この時は140m3/sでした。

15m水路の様子です。


15m水路の水の厚さがホントにすごいのてここで水ばっかり撮っていました。
綺麗だなぁぁ。