和佐保発電所 その2


貯水ダムであったとしたら相当の広さです。


左岸側の水の溜まった部分には何やら設備があるけれどこの角度ではあまり分からない。


澪筋が描く模様が相変わらずの美しさです。


ダム湖周囲を取り巻く水路。
テーリングダムに必須のこの水路。

集水域に降った雨を補足して
堆積場に不必要な雨水の進入を防ぐための水路です。


お天気が良いので見る風景が全部素敵。


どんどん成長している木はいずれここを森にしてしまうのかも。


道路から堆積場上流端を見たところです。


バックウォーターにはしっかりお水があり網場も設置されています。


上流に向かって移動しているとこんな設備が見えました。


とても新しいコンクリート。

位置から考えて
トンネル式余水吐であると思われます。

テーリングダムでも異常洪水時対策は必要。
最近のとんでもない大雨で貯留している水が
堤体を超えるようなことがあったら大変です。

堆積場に入る水はコントロール下にあらねばならないのです。

海外では管理が悪くて決壊したテーリングダムの事例もあります。
2010年のハンガリーのアルミニウム精錬工場のテーリングダム決壊事故は記憶に新しいところ。