和佐保発電所 その1

2015/6/30 更新


北陸電力様の神二ダムです。

神通川です。
神二ダムはカッコいいです。
神三ダムも神一ダムもカッコいいです。
神兄弟は全員男前です。


そんな男前の神二ダムの左岸にはパーキングがあり
流域の発電所が描かれた観光地図があります。

このサルかわいい。
にくたらしいサルのくせにかわいい。

北陸電力様の中崎、栃尾、池の尾、東町、牧の発電所達。
富山共同自家発電様の葛山と見座発電所
沢山の水力発電所がある神通川水系高原川。

しかし神岡鉱山様が保有する
土第一と土第二、金木戸と割石と跡津の発電所は描かれていないようだ。
企業保有だからだろうか。

でも今回見に行くのは神岡鉱山様の新しくできた小水力発電所です。


神岡の市街からくねくね道をグングン上ってやってきました和佐保堆積場。
鉱滓堆積場です。
テーリングダムです。


緑の美しい5月。
タニウツギの花もきれいに咲いてます。


堆積したスラグはもう安定して緑に覆われているところも多くなっています。


真っ白な中和されたスラグが貯水ダムであれば水面が広がるであろう場所に
堆積しています。


植物の力はほんとにすごい。
スラグの上にどんどん勢力を広げています。


和佐保堆積場の一番上の土堰堤部分。

和佐保堆積場のテーリングダムとしての堤高はどのくらいなのか分かりません。
下から見上げた時はとりあえず奈良俣ダムくらいはあるだろうという印象。
地理院地図で等高線を数えても200mは超えていると思われます。

法面勾配は何度か変わり一番上の堰堤がここです。


堰堤の中央付近。


堰堤の右岸側。

堰堤の下流にも広がる堆積場。
神岡鉱山がどれほど凄い量の鉱物を産出していたか
堆積場の巨大さが教えてくれているようです。