宇奈月ダム 見学 その5


天端を左岸に進んでくると山にこんなすごい物が見えてきます。

とにかく迫力が凄いバットレス。
これが何かというと法面対策工です。

宇奈月ダムの工事が始まって掘削が進んだ時に総雨量120mmの大雨が降りました。
その為、工事中に左岸の山がずるっとずれそうになったのです。

山が落ちてきたら大変なのですぐに緊急対策工事が行われ
更に恒久的に山の滑りを抑えるためにアンカートンネル、補強アンカー工
水抜きボーリング、山止としてのバットレス構築で山を抑え込みました。

どういう仕組かというと山のずっと深い所にトンネルを掘り
そこから山の表面までボルトを通し、表面に達したボルトはコンクリートの大きなブロックに固定され
ぐっと締め上げる事で山の崩れを防ぐというものです。

どっちを向いても技術の固まり、宇奈月ダム。


バットレスの近くから右岸を見るとちょうど黒部峡谷鉄道のトロッコ列車がかたんかたんと昇って行くところでした。
のどかー。
観光地―。
まだ一回しか乗った事ないからまた乗りたーい。


山止のバットレスにすりすりしていると柵の向こうに何か見えました。


うぉ!!
こんなところに定礎石が。
こっそり隠れてた。


定礎石の下に目をやると山には補強アンカー工がびっしり。
緑に覆われていますがしっかりと山を抑え込んでいます。

そして堤体の左の端は排砂路です。


2月に来たときに天端でつるつる滑りながら撮った写真。
虹が綺麗なんです。
いや、虹より注目すべきはその横の排砂路の壁。
うまいこと日が差して影にならずに撮れたので。


アップで見るとこんな感じ。


壁だけじゃなく下にもぴしっと並べられた石。
模様じゃないですよ。

なぜここは石張りなのか。
それを知るために管理所の方に案内していただいていざエレベーター。