内の倉ダム 見学 その3


対岸の山が近いのでほんとにきゅっ♪と谷を塞いでいるなぁと感じられます。

左岸下流にはクレストゲートと同じ赤で塗装されているいろいろな設備が見えていて
すごく目を引きます。
今は紅葉で目立たないけど盛暑の頃には緑の中で赤が映えていい感じでしょう。


下を覗き込みます。
80m級のダムですから深いです。
減勢工が遠いー。


そして、しゅぱぱぱぱぱっと元気よく出ているお水。
ダム下流に瀬切れを生じさせないために供給されている河川維持用水でしょう。
隣にあるのはフィックスドコーンバルブの建屋です。


左岸下流にはいろいろな設備が見えているのでそれを目で追っているだけで楽しい。

ぐぐっと曲がった深い減勢工の底、水叩きにある2本の線状のものは
放流時に水、大暴れにならないように流れを整える働きがあります。
しかしこれだけ静水池が曲がっていると計算大変だっただろうなぁ・・。
設計時の苦労がうかがえます。


そして視線を上げると来る途中に見えていた水田が視界に入ります。

このダムのお水は美味しいお米作りに使われます。
このダムのお水はみんなの水道水になります。
そして洪水の時には下流の暮らしを守るんです。

このほのぼの感がとても好き。


天端を進んでいると
びっくりしたのはここになぜか定礎石がはまっていた事。

わぉ。
定礎石ってダム底にあるもんだと思ったらいろんなバージョンがあるもんだなぁ。


左岸に到達しました。
設備が集中している一角は立ち入り禁止ですが
ダムを眺める部分については通行可です。


なんて中空重力式らしい勾配でしょう。

いいねー。
急勾配。

と、見ていると右岸の管理所に車がやってきました。
職員の方がお越しになった様子です。