内の倉ダム 見学 その4


下流面には中空重力式の特徴の一つである換気孔も見えていました。
数はたくさんではありません。
これだけきゅっ♪とコンパクトなのでブロック数も少ないのかも。


ということで一通り天端レベルからの見学を終えたので
いざ管理所へ♪


玄関入ってすぐの所に分かりやすい諸元表。
何が素晴らしいって用語の解説が一つずつに書き込まれていること。
一般の方にわかりやすく解説をされているって素晴らしい。
こういう小さなこつこつした仕事がダムへの理解を深めてもらうことにつながると思います。


管理所に入れていただいてごあいさつを済ませた後
まず何をさせてもらったかというと工事誌閲覧♪

読み進めていくと
内の倉ダムはやはりとても珍しい中空重力式だったのだなぁと思うことしきりでした。


こちらは堤体中心線断面図です。

見事な逆三角形です。
重力式でもここまで逆三角形のダムは珍しい。
川幅の広い所に適しているという中空重力式ですが
V字谷で作るとこんなに変わった形になるんですね。

そして全体のブロック数は10個。
中空(ホロー)の数は6個です。


管理所の窓から見せていただいた堤体です。
かっこいい。


説明を受けつつ、いざ、堤体内へ。
エレベーターの横には換気孔が。


特にネットやスクリーンは設置されていませんでした。
ここは鳩害には悩まされていないようです。
良いこと。



そして覗き込むホロー。

うっとり♪
見事なホローです。
見事な六角錐空間です。
下流面閉鎖ウェブ1枚型中空重力式です。