鶴見川多目的遊水地 見学 その3


屋上から遊水地を見渡したかったので許可を頂き
案内していただきました。普段は施錠されています。


これが屋上からみた鶴見川多目的遊水地パノラマになります。
写真3枚繋ぎました。


航空写真の方が分かりやすいですね。
鶴見川の水位が上がるとオレンジ色の矢印で示されている越流堤から
緑の線で囲われている周囲堤の内部に水が流れ出し、貯留されます。
鶴見川の水位が高い時に排水門を開けると
こちらからも水が入ってきて大変なことになりますので
鶴見川の水位がある程度下がってから濃い青の矢印で示されている排水門を開き
遊水地内の水を川に戻します。


横を見るとXバンドMPレーダーが。
レーダーはいいなぁと見ているところへ
ダムマイスター仲間の炭素様が到着されました。


一緒にエレベーターで階下に降りた時に
ここを起点に川沿いにかなりの距離を歩くウォーキングツアーの方が
たくさん集合されていて吃驚しました。
とりあえず後ろの方に隠れる。


国土交通省の方が鶴見川の特性について説明をくださっています。
一緒に聞いていました。
昨年の21号台風で完成してから18回目の遊水地内流入があったのだそうです。


大きなバクのぬいぐるみがちょこんと座っていますが
鶴見川の流域はバクの形ということでマスコットになっていました。
バクの形に気づいた人が凄いなと思います。

このフロアの床いっぱいに流域の航空写真があり
訪れた人が自分の家を探したりできます。
するとすかさず職員の方がシールを持ってきてくれるので
床に貼ってよいという面白い試みがされていました。
それで床がシールだらけだったのか…。

自分の家が流域のどのあたりなのか川からの距離や高低差も
確認できるのは防災意識を高めるためにもとても良いですね。

ちなみに炭素様はご自宅が多摩川流域だと思っておられたけど
分水嶺できっちり見てみると実は鶴見川流域だったと
現場でシールを張りながら気づかれており、見ていて楽しかったです。
都市部の分水嶺って山と違って分かりにくいですからね。