鶴見川多目的遊水地 見学 その2


降車しました。
日産スタジアムの最寄り駅の小机駅です。

周囲は横浜F・マリノス以外は許されない雰囲気。
甲子園は阪神タイガース…みたいな空気でしょうか。


日産スタジアムを含めて
この地図で緑に塗られているあたりを見にやってきたのです。

鶴見川多目的遊水地といいます。


まずはここを目指します。
国土交通省 鶴見川流域センター。


駅からトコトコ歩いてすぐ到着。


立派なレーダーが立っています。
うん♪
いいレーダー。
みんな大好きレーダー。


中に展示室、資料室があるようです。
わくわく入室。


全体が分かりやすい模型がありました。
模型大好き。
理解を深める模型最高♪

普段は河川敷ですが豪雨時に鶴見川の水位が上昇して来ると
この遊水地に水が流れ込みます。
鶴見川の水位が低下すると排水門から水を出して元通りになります。


鶴見川の水位が上がり、越流堤を超えて水が遊水地に流れ込んでいく様子です。

遊水地は洪水で泥水が押し寄せてもダメージが比較的少ないように
農地や、ただのグラウンドで形成されていることが多いものですが
ここ、鶴見川多目的遊水地は敷地中に商業施設である日産スタジアムがあるのです。


平成26年台風18号活躍した遊水地
日産スタジアムが実際に浸かった様子です。
でもピロティー構造なので地下駐車場が水に浸かっただけでダメージ無し。
そういう計画で造られたスタジアムだからです。

写真の左側に写っている道路も高架になっています。
遊水地が働いている時に交通に影響が出ないように
道路もはじめから高架で計画されたそうです。
非常に都市型、人口密集地であることが考慮されています。
よくこれだけ凄い遊水地作ったなといろいろ驚きです。


紹介されていた日産スタジアムの足元まで水が来た時のT1418ですが
HDを漁っていたらその時のレーダー画像が出てきました。


静岡県で被害が大きかった台風です。


鶴見川でも戦後最大を記録した狩野川台風に迫るほどの降雨でした。


狩野川台風は大変な被害を出した台風です。
それに匹敵するほどの降雨があったにもかかわらず
遊水地やダム、堤防などの整備が進められていたおかげで
都市が壊滅するような甚大な被害は食い止められたのです。