鶴田ダム 見学 その2


堤体には工事の音が響いていました。
平成18年7月豪雨の後、鶴田ダムはコンジットゲートを新たに
増設する計画があることを聞いていたのでそれかと思って見ていたのですが
工事の足場は別の場所にありました。


目の前に立てられている看板には「鶴田ダム下流掘削法面工事完成予想図」の文字が。


説明看板には右岸の土砂崩れ部分の写真がありました。
これは平成18年7月豪雨で崩れた場所の一部分です。
さらに下流はもっと大規模に崩れていました。


新しいコンクリートブロックが傷ついた山を補修しています。
大規模な土砂崩れでしたが少しずつ法面保護が進んできています。


鶴田ダムと直下にある川内川第一発電所、その下流にある川内川第二ダムを示した説明板です。
川内川第二ダムは電源開発のダムです。

鶴田ダムは元々、電源開発が発電用に計画を立ち上げたダムです。
しかし、当時の建設省がダムによる洪水調節を必要と考え建設省が作ることになりました。
このあたりは九頭竜ダムと同じ発想ですね。


天端を渡って右岸に移動します。
巨大なクレーンの下を通って管理所へ。

コンクリートにペタンと手のひらを当てました。
冷たさが伝わってきます。

お疲れ様でした
頑張ったよね
ほんとに頑張ったよね

鶴田ダムに来たらコンクリートをさすさすなでなでしてお疲れ様と言いたい
ずっと思っていた事を達成できて泣きながら嬉しい。


右岸から見る鶴田ダム。

高い導流壁
深い減勢工の壁
クレストゲート4門とコンジットゲート3門を装備
そして左岸には電源開発の発電所です。