津軽ダム 見学 その3


お昼ご飯でお腹ぽんぽんになってからやってきました。
かなりの雨の中、右岸の管理所前です。

「ここ、原石山の跡地ですよ」
「ええええええっ!すごい!凄いパーフェクトな立地じゃないですかっ」

何と堤体のすぐ横が原石山らしい。
凄すぎる!

原石山が近くてバッチャープラントから
打設ポイントの距離が近いメリットってたくさんある気がする。

工程コントロールしやすくて設備費も圧縮
工期も短縮、高品質コンクリート提供し放題なんじゃないだろうかと妄想。

しかもその跡地がこんなに綺麗にパーキングを含めて
ダムパークとして整備されているのがますます良い。

素晴らしいっ 素晴らしいっ。

ちなみに津軽ダム堤体は巡航RCDで打設されています。
最速を極めた堤体打設。
いや、ELCMの方が早い事例もあるけど。
要は面状工法最高だなっ!!ということ。


管理所の一階は津軽ダム資料室です。
ここでしっかり勉強したかったけど時間ないので資料頂くだけに。

岩木川ダム統合管理事務所です。
浅瀬石川ダムと津軽ダムが所属しています。


ライトアップの綺麗な写真がいくつも飾ってあったので
駆け寄ると、ダムマイスター仲間の炭素様の撮った写真でした。
良いですねぇ♪
津軽ダムのライトアップはホントに綺麗。

工事中から見学会の企画も冬季開催とか夜間開催とか
何もかもぶっ飛んでてダム仲間とびっくりしたりしていました。
今までに日本ダムアワードのイベント賞やライトアップ賞にもノミネートされています。


津軽ダムはグッドデザイン賞も受賞しているダムです。
国土交通省直轄ダムでは初めてだそうです。


相当激しい雨降りの中ですが天端に進みます。

ひっろーい!
天端広々〜8m!


貯水池を見おろし
そこに目屋ダムの姿を見つけました。


渇水で堤体が姿を現していたのです。

見学時の水位はEL185.0mでした。


目屋ダムの堤頂はEL187.5mです。

日本ダムアワード2015 低水管理賞受賞ダムです。

1959年(昭和34年)に竣工してから
ずっとずっと

役目を終えるその年まで
ずっとずっと

灌漑用水を補給し続けました。

津軽ダムのダム湖から
自分よりずっとずっと大きな後輩を見て
安心して休んでいるようでした。