津風呂ダム 見学 その2


いつもと違うルートで津風呂ダムにやってきました。
普段は大滝ダムに行く道からバックウォーター経由で堤体に向かうのですが
この日は西から堤体に向かいました。

朝早い時間でしたが駐車場にも湖岸道路にもとにかく車が多く
みんな釣り客でした。


津風呂湖は観光地として整備されているので
地図も観光案内満載です。

ダム湖も直線的でなく複雑に広がった形で
とても良い場所に造られているのです。
ダム湖の湖周道路をてくてくするだけでも楽しいです。


ダム湖の説明がありました。

奈良県で初めての湖上遊覧船が就航したのですか。
でも、“灌漑用のダムとしての目的も…”じゃなくて!!
もろに灌漑用なんです。
大迫ダムと一緒に吉野川分水の要なんです。
他がおまけ。

でもレクリェーションが役目に入っているといっても間違いないなと
思えるくらいの人気ダム湖ですが。


駐車車両が途切れない湖岸道路を過ぎて堤体のすぐ右岸側に到着しました。


公園が造られていて神社もあります。
丹生津風呂神社です。
丹生川上神社と同じく御祭神は罔象女神(みずはのめのかみ)でした。


石碑が見えたので慰霊碑かと近づいたところ
慰霊碑は慰霊碑でも『魚霊供養之碑』でした。
人気の釣りポイントならでは。


その横にあったのは『鳥獣慰霊之碑』。
色々、供養されています。

個人的に、魚も獣も獲られたものは
美味しく食べてもらっていたらいいのになと思いますが
現地の注意書きには“ヘラブナは水に戻して帰りましょう”
というものもあり、ヘラブナは食べちゃだめなのか…と。


ここには写っていませんが湖面にはたくさんバス釣りのボートを出していました。
網場の近くは釣り禁止エリアです。


天端右岸から見通したところです。


天端から下流を伸びき込むと
フーチングと階段と梯子が見えました。


多分、元々は梯子だけだったけど不便なので
階段が増設されたように見えました。


クレストゲートまでやってきました。


赤いローラーゲートです。


銘板を見ると2葉式鋼製ローラーゲートとなっていました。
猿谷ダムの二段式ローラーゲートとは違って2葉式。
両方、二つのパーツで扉体を構成している鋼製ローラーゲートなのだろうけど
違いは何なのか動作なのかわからない。


ゲート部から見下ろした直下です。
お水がでているところは管理用発電所でしょうか。
全ての落差は電気にしないと勿体ない。