津風呂ダム 見学 その1

2021/8/11 更新


奈良県の津風呂ダムです。

津風呂ダムはダム巡りを熱心に始める前から
ブラックバス釣りで何度か言っていたこともあり
堤体よりもダム湖
特にバックウォーター付近が頭の中に刷り込まれていたダムです。

七色や池原といった全国的に有名なバス釣り聖地がある奈良県ですが
津風呂はブラックバスだけではなく、ヘラブナで有名です。

ヘラ師の方が静かに修行のように釣り糸を垂れているところから
すこし離れたところに、ばっしゃんばっしゃんキャストしているバス釣りの方がいる!!
という、よくこれで争いが起きないものだなと不思議になる光景を
良く見ていました。

自分が今までに釣った魚で最大の魚というのが
ここ、津風呂湖で釣った28cmのブルーギルでした。
釣り上げた時に平たい物が空を舞い、思わず「あなたはギル!?」と声が出て
まわりから笑われたというエピソード付き。


なのでどうしても津風呂ダムというとブラックバス釣りの
イメージが離れません。


津風呂ダムは重力式の45.0mのダムです。
灌漑用と水道用のダムになります。


天端は車で行き来が可能です。
これは管理所のある左岸から天端を見たところです。


津風呂ダムで特徴的なのはこの副ダムまでの減勢地の形状だと思います。

確かに場所がなかったからこうなったんだろうとは思いますが
この距離でかくっ!!っと直角に曲がっている減勢地、インパクトあります。


津風呂湖は釣り客がとにかく多いのですが
観光船もあるので堤体からほど近い場所に乗船場があります。


天端右岸よりから見た減勢地です。
周辺のスギの木で全体が見えないので
どんな形なんだ??と疑問符が飛びます。


水の流れは左岸側に副ダムがあるのでそれを越えて流れて行きます。


これは2012年に津風呂ダムにやってきた時の写真です。
何が起きたのか管理所の真横の山の斜面が工事中でした。


黒シュウマイこと、フレコンパックが整然と並んで
斜面の上の方から枠工が造られていました。


紀伊半島大水害の翌年だったのでその関係かと思い
管理所前にいた人に聞きましたがはっきりしませんでした。
災害と無関係な工事だったのかも知れません。