琵琶湖疏水てくてく その2


上ってきた分、こんな感じの道を下ります。


下っていくと灌木の向こうに何か見えてきました。


ああああ!!
第一竪坑だ。
こんなアングルで見られるのかぁ。


車が止められないようにチェーンが張ってありますが
人はフェンスまで近づけます。
説明板が嬉しい。


現在地と疏水の説明が描かれていました。


建設時の平面図もあります。


田邉朔郎博士のお言葉が…。

うう…。
琵琶湖疏水記念館で展示されている「明烏」
田邉朔郎博士が工事で掘り出された石を使って作ったとされる硯です。

そこには
“琵琶湖疏水第一竪坑工事の時にポンプ主任の大川米蔵がなくなったことを残念に思い”
という説明があります。


難工事を極めた第一竪坑。

工事作業中の事故なのかというとそうではなく
本当にとてつもなく苦労した大川氏は
湧水の排水対策に目処がついた後
この竪坑に身を投げて自死されたのだとか。

本当に極限まで追い詰められていたかと思われます。

田邉朔郎博士の嘆きはどれほど深かったことかと
設計者として本当につらかっただろうと思うと
現場で泣けてきました。


第一竪坑で大川氏のご冥福をお祈りしてからどんどん下ってきました。
目の前にはR161の高架がみえています。


R161をくぐって西へ西へと進みます。


目印の一つ。コンビニです。
この日は予想よりどんどん気温が上がっていて
34℃にも達していましたので水分をちゃんと確保して鞄に放り込みました。


第一トンネルの出口に近づこうとしたら運悪く道路工事中で
迂回してくださいと言われてしまいました。
残念。


木々の間からチラ見出来ましたけど。


工事現場を迂回して疏水の横に戻ってきました。


あ!!
ここから見える。
工事現場の真横だからそばにはいけないけど。


これが見たかった琵琶湖疏水の緊急遮断ゲートです。
思っていたよりコンパクトでした。

ここで緊急遮断ゲートの写真を撮っていた時に
突然、「コーヒー飲みませんかー」「無料ですよー」
と、声がかかって吃驚しました。


写真を撮っていた橋の横にコーヒーの焙煎をしている工房があったのです。
そこで働いている方からコーヒーの日という事でサービスで頂いてしまいました。

アイスコーヒー美味しかったー。

10月1日ってコーヒーの日だったのか。
天下一品(てんいち)のラーメンの日だと思ってた。