白岩砂防堰堤視察歩行会 その5


休憩ポイントを過ぎてさらに進む。
さらさら流れるお水は一雨降れば濁流となり堰堤を削り下流に押し寄せます。
そんな姿を思い浮かべるのも難しいくらい当日は良い日和。


しかしこんなに立派に工事車両が通行できる道路ができていたとは全くの予想外。
落ち着いて考えれば重機が入る道を作ることは当然なのに考えてもいませんでした。
全部トロッコで資材を運んでいると思い込んでいたのです。


次の堰堤が見えてきました。


サブ谷堰堤です。

やったやったサブ谷まで来たぞ〜。


銘板撮れた。
300mm頑張った。


国土交通省の方から説明をいただきます。

このサブ谷堰堤は50年近くこの場所で頑張ってきましたが
平成17年の出水で第一堰堤の底抜けとそのすぐ下の側壁の背面土砂が流出するという
大変なダメージを受けました。
詳しくは立山砂防事務所の「常願寺川サブ谷砂防えん堤の被災メカニズムと対策について」をご覧ください

サブ谷堰堤はこの上流で分岐する湯川と真川の合流点の下にあり
大変重要な役割を担っている堰堤です。
この堰堤こけてしまうととんでもないことになります。
という事で現在、改修工事を行っているのだそうです。


もう一つ説明をいただいた場所。
それは対岸の尾根です。
尾根が崩れ落ちています。

幸い、下の樹林が崩壊土砂を止めたために河道閉塞は起きなかったようですが
この崩壊は地震でも台風や前線の出水でもなく
何もない時に突然落ちてきたそうです。

これが怖いのです。
お天気よいから災害起きないという事はないのが立山です。
長い間に少しずつ蓄積されたダメージはある日突然前触れもなく崩れとして表れるのです。


積み上げられたトンパックと頑張るクレーン。


作業している方はきっと今日の日和を工事日和と思って作業してらっしゃるんだろうなと思ってみていました。

ここは立山。

“立山に安全はない”と昔、地元の方に言われていたカルデラの直下なのです。

砂防の最前線で頑張る方にかけたい言葉は
「ご安全に」です。
これしかないっ!!