四十四田ダム 見学 その2


更に3Dプリンタ活躍。
田瀬ダムのコンジットゲートが国内初の高圧放流設備という事で
2019年8月にめでたく機械遺産に認定されましたー。


こちらの素敵なカードは「北上川五大ダムスタンプラリー」で
スタンプをコンプリートするともらえるダムカードです。

綺麗なパステルカラーです。
これは集めたくなりますね。

◆ ◆


日が暮れて暗くなり始めていますが
堤体、どうしても見ておきたいのでここから転ばない程度に駆け足。


左岸側のフィルと重力式の接続部。


右岸側の接続部。

いそげいそげ〜。


天端に駆け込む。

すると偉い先生がすっと指で示してくれたのは天端の高欄。


貯水池側がパラペットで下流側が鉄柵
これはフィル部分で越流が発生しないように工夫されているという事だなっ


右岸側の接続部です。
ここに一枚、コンクリートの壁が下流側に顔を出しています。
接続部の端あたりから垂直に立ちあがるような形で顔を出しています。

そして他のコンバインダムを見ていると気付く違和感
フィル部分の天端が重力式の天端と同じ高さなのです。

多くのコンバインダムで見られる
フィルダムの天端が重力式ダムの天端より高く作られるデザインが
ここでは見られず、フラットなのです。


見慣れないコンクリートの壁は
もしもの時に備えて重力式の堤体の上を天端越流したとしても
フィル部分の方に水がいかないようにと設けられた壁なのだそうです。

さすが国内黎明期のコンバインダムは違うなぁぁ。
大ダムの設計基準なんだなぁぁ
構造令の後のダムと考え方が根本的に違う。