七川ダム 見学 その6
七川ダムは平成27年台風11号(T1511)で洪水調節を行い
但し書き操作まで実施しました。
しかし見事なピークカットで下流基準点水位が下がるまで貯め込みを実施され
但し書き操作に移行しても降雨ピーク時よりも水位を低く抑え
下流を守り切ったのです。
その様子は各地のダム愛好家が固唾をのんで見守っていました。
中でもnow2000様のこのツイートが本当に素晴らしかった。
たった一枚のスクリーンショットに文字情報を書き足し
140字の制限があるtwitterで七川ダムの仕事を語ってくれたのです。
この素晴らしい操作がダム愛好家の心をつかみ
日本ダムアワード2015の洪水調節賞にノミネートされました。
自分もT1511の動きが心配でずっと気象庁のHPで追いかけていました。
これは7月16日05:30のT1511。

同日、12:15の七川ダムのライブ映像。
和歌山県情報館の七川ダムのページでスクリーンショットしました。
事前放流を実施して洪水調節容量を確保している時の様子です。
16日16:50の高解像度降水ナウキャスト。
どんどん台風が近づいてきて四国に上陸しようとしている頃です。
紀伊半島の東側でとんでもない雨が降っていました。
16日22:50。
四国の那珂川流域で浸水被害が出ていました。
そして紀伊半島は南部でこの状況。
17日06:25
本体は四国を抜けて岡山、兵庫にきていますがまだ紀伊半島の南部に雨が降り続いています。
17日06:00の和歌山県情報館で公開されていた各河川の水位。
古座川は避難判断水位が続いています。
七川ダムは事前放流で水位低下して洪水調節を開始
ピークカットで耐えますが降り続く降雨の前に但し書き操作を申請
しかし下流の水位が高すぎることから但し書き操作の移行をぎりぎりまでこらえます。
そして下流の水位が下がり始めたのを確認してから但し書き操作に移行しました。
日本ダムアワード2013で洪水調節賞とダム大賞をとった日吉ダムと同じ
最大貯留操作をやってくれたのです!!

そしてダム湖貯水位のピークを迎えたころのライブカメラ。
但し書き操作の擦りつけ操作が完了しQin=Qoutに移行して頑張っている時です。

翌日の18日は上がった水位を下げる後期放流です。
見事な洪水調節でした。
ぱちぱちぱちぱち♪

T1511のお話だけではなく
竣工記念工事写真集見せていただいたり
竣工してからの洪水調節回数がなんと平成27年10月現在241回であるということや
但し書き操作も6回実施していてそのたび貯水池運用を変更して
操作規則も改定して乗り切ってきたことなどを聞かせていただきました。
しかし洪水調節開始流量が103.0m3って
紀伊半島南部のこの豪雨常習地帯では厳しいんじゃないかと思ったり
それにしても241回って多分、日本一なんじゃないかと。
竣工が昭和31年ですから。

これはあちこちのダム管理所で見られる台風の位置をマグネットで表示できるボード。
ほしいよねー。
自宅にほしいよねー。
降雨予測、進路予測するわけじゃないけど
マニア的に大変ほしいアイテムの一つ。
販売しているのかな〜。
お話をうかがっているとお昼ごはんの時間になりました。

皆様がお昼ごはん食べる時間に
“天端でごはん♪”をお願いしたところ
丸椅子までお貸しくださいまして実現しました。

ちゃんとお弁当作ってきたんですよ。
“天端でごはん♪”するために♪
マニアパさんの発電用水ボトルにはリンゴジュース入れてきました。
はれるんも一緒だよ〜。

ちょっとたくさん作り過ぎたので半分だけ食べて
ぽけーっと直下を見下ろして聞いたお話を反芻するなど。