七川ダム 見学 その5

2015年10月末
洪水期が終わった古座川にまたやってきました。
ほんとに水が綺麗。
古座川は近畿でも屈指の透明度を誇る河川です。

橋の橋脚に水位標が記されています。
この橋から周辺を見回しているとダムに関係のありそうな設備を発見。

サイレンが上に乗っかったいかにも水位観測局舎といった風情のこれ。
何と目の前に民家がありました。
サイレン吹鳴したら民家の人、ものすごく吃驚されるんじゃないという近さ。
近づいて名前を調べたいなと思っていたらちょうど
この民家にご用事でお越しになったご近所の方がいらしたのでごあいさつ。
「おはようございます」
「おはようございます」
「すいません。この設備の写真撮りたいんですけどおうちの前通ってもいいでしょうか」
「大丈夫ですよ」
「ありがとうございます」
この施設の扉には七川ダム高瀬水位観測所・七川ダム高瀬警報所というプレートがありました。
「ちなみにこの前の洪水、大丈夫でしたか?」
「4年前の?」
「いえ、この7月に来た台風11号ですが」
「・・・そんなのあったかなぁ」
「え・・割ととんでもない降り方したと思うんですけど」
「いや、4年前の大水害に比べたら全然たいしたことなかったから」
「紀伊半島大水害はえげつなかったですものね」
「向こう岸のあの堤防低いところ見える?」
「はい」
「あの堤防の向こうの家、4年前の洪水で浸水したんだよ」
「え」
「その谷の向こうに老人ホームあるんだけどそこも一階が浸水したの」
「右岸側でそんなに大変だったということはこちらのお宅は…」
「この家はぎりぎり大丈夫だったけどね」
「とんでもない水位上昇だったんですね」
偶然とはいえ紀伊半島大水害の時のお話を伺うことができました。

更に古座川を上流に向けて進んでいくと道の駅がありましたので休憩。
売っていた『日本みつばちのみつ』を購入。
(これがすごい美味しいはちみつで久々の大当たりを引いた気分に♪)
レジにいた奥さんに台風11号のことを聞いてみました。
「この間の洪水大変でしたか」
「4年前の?」
「いえ、この7月の台風11号ですが」
「水位は上がったとおもいますけど・・・
4年前のことを思ったらたいしたことなかったですよ。
ここも浸水しませんでしたし」
「紀伊半島大水害は酷すぎましたよね」
「あの時はここも床の高さまで水きましたし」
「え」
「上流にダムがあるからね」
「七川ダムですね」
「だから大丈夫だったのかな」
やはりここでも地元の方にとって
平成27年台風11号のことは特に印象にも残っていないという風でした。
紀伊半島大水害が桁外れに凄まじかったからというのもありますが
洪水があったこともあまり意識されていないというのは実にすばらしいことです。
ダムが頑張ったから洪水にならずに済んだ。
結果的に印象に残っていない。
七川ダムが頑張った証です。

地元の方にお話を聞きつつ到着しました七川ダムです。

ダム湖側に回ると洪水期終わったところですが
かなーり水位が低かった。

そして10月も末だというのにダムサイトにきれいな花がたくさん咲いていました。
あとでお聞きしたところキイジョウロホトトギスという花でした。
そう言われると確かに葉っぱがホトトギス。
でも花が全然違うので想像つかなかった。