佐久間連合艦隊 再び その2


1号取水塔内部に入れて頂けることになりました。
初めての見学エリアでわくわくです。


ここから堤体をみていると上流側に窓のような隙間がみえました。

「あれはなんですか?」
「あそこに通路があるんですよ」
「えっ。知らなかったです。天端のすぐ下に通路があったんですか」

こんなに何度も来ていてもまだまだ佐久間の知らないところがある。


お隣の上流側の取水塔です。
幸せ水位よりは少し低いけどこのくらいお水ないと悲しくなりますね。
渇水になっていなくてよかった。


そして取水塔の間にある繋船設備とインクラインも間近で見られる。
カッコいいなぁ。
この歴史を感じさせる造形と苔生し感素晴らしい。


円形取水塔なので廊下も全部曲線になっておしゃれ。


扉にこんな張り紙発見。

「ルンバいるんですか」
「はい。働いていますよ」
「・・・埃っていうより虫の屍骸とかの方が多いんじゃ…シーズン的にカメムシとか」
「そうなんです。ルンバが仕事した後、カメムシ臭いんですよ」
「わぁ。ルンバかわいそう」


ルンバは巣に戻っていました。
この日はカメムシの臭いはなかったです。


取水塔を見学した後、続いて佐久間ダムのほんとの天辺。
巻揚機のある高さまで通していただきました。
わーい。
奥只見の堤高より高い所にいるんだぞー。
って言っても佐久間は155.5mで奥只見は157.0mだからそんなに差はないのですけどね。
気持ち気持ち。


佐久間の天辺からみる副ダムです。
副ダムだけど30.0mもあるんです。
減勢部だけでもすごくお水、溜りそう♪


エレベーターでびゅーんと降りて直下の右岸広場です。
やっぱり風格が違う。
竜神まつりの日もたくさんの人がここから
天竜川の王様をみあげて感動してほしいなと思います。


「コンクリートがちょっとキラキラしているの見えますか」
「え・・あ、ちっちゃい粒が・・雲母?」
「黄銅鋼が混じってるらしいんです」
「パイライトっ!」
「骨材にそれが混じっていたせいでキラキラするんですよ」
「王様だからっ♪ コンクリートも王様仕様っ♪」

王様だからコンクリートも凄い(狙って骨材を選んだわけではないが)。
佐久間豆知識、もっと蓄えなければ。