西郷ダムパーク 見学 その2
鐘型クレーンカバーと鐘モニュメントとダム名碑。
説明板もばっちりです。
まずはこれ。
西郷ダムの歴史です。
耳川で一番古いダムで一番最初に最新型に生まれ変わりました。
山須原もそれに続くため、絶賛工事中です。
昔の西郷ダムのゲートピアをつないでいた
管理橋の意匠のアーチをここの写真で確認することができます。
改造工事をなぜ行わなくてはならなくなったか
平成17年台風14号(T0514)災の概要説明と
ダムの通砂とはどういうものかの説明。
そして今回の改造工事で取り付けられた
とんでもなくでっかいローラーゲートの説明です。
よく分かる説明文。
「耳川水系河川整備計画」は上流から洪水の度に出て来る土砂を
ダムを通過させて河口まで供給します。
土砂は上流から自然河川に近い状態で河口まで流れ下ることで色々メリットがあるのです。
下流の橋の橋脚の基部の安定性も高まりますし
栄養たっぷりの山の土が海まで届けば海の生物にも良い影響があります。
これが通砂です。
洪水の時に水と一緒に流れて来る土砂を華麗にスルーするのです。
ローラーゲートで国内最大級のH10.0×W18.0m。
正確にはH10.270×W17.570m。
巨大ローラーゲートというと船明ダムや只見ダムが思い浮かびます。
船明ダムの洪水吐ゲートはH20.000×W15.300m(IHI御謹製)
只見ダムの洪水吐ゲートはH17.689×W14.000m(IHI御謹製)
もちろん西郷ダムと山須原ダムの新型ゲートもIHI御謹製。
ふふふふ。
こちらは西郷ダムの新しいシンボル、鐘の説明板になります。
宮崎県北部にあるという鐘観光ポイント3か所。
海岸部に山間部に鐘ポイントが散在しています。
これ、さらっと書いてますが
「鐘型クレーンカバーの名前募集」なんですよね。
何故そもそもクレーンカバーに名前つけるの?
という疑問が湧く人もいるかもしれない。
でもちゃんと流域の人がそれに応えてくれている。
「ずっと先まで、明るくしたい。」
このフレーズ好きだぁぁ。
物理的な明るさだけじゃなく
人の心を明るくしてくれる取り組みが
九州電力様のあちこちのダムで感じられるので。