乙原ダム 見学 その3


頑丈な鉄門扉を開けて頂き、どきどき天端に入らせて頂きます。
ホントに凄い可愛い♪
おとぎの国のダム感満開。


天端高欄が煉瓦とコンクリートブロック積みなんですもん♪
他のダムでは山口県の桂ヶ谷堰堤くらいしか思い浮かばないです。


コンクリートブロックをわざわざ煉瓦サイズに造って積んであるのが可愛いポイント。
積み方はイギリス積みです。

わー♪英国英国♪
英国風のものが出てくると今回の確認したいことに近づくようで
わくわくがどんどん高まります。


天端を進むと竣工時から残っている古いコンクリートブロックもありました。
流石に色が全然違うのでわかりやすいです。

乙原ダムの竣工は大正6年(1917年)。
今年100歳になるダムなのです。


天端中央付近から右岸側を見たところです。
新しく置き換えられたコンクリートブロックの高欄は
右岸側の洪水吐工事の際に置き換えられたように見えました。


そして堤体の下流面。
ここまで茂ってしまいますと…
石張りを確認するのも困難。
堤体と地面の境界を判別するのも困難です。


天端左岸の端から取水塔を見たところです。
左岸側は日陰になりやすいのかとてもしっとりして
天端にも草が茂っていましたがこれが中々風情がある。
堤体下流面を見られないことだけが残念ですが。


天端を往復してきました。
次に今回見せて頂きたい一番のポイントに連れていって頂きます。

乙原ダムの貯水池上流端にそれはあります。
そこに行くために貯水池横に設けられた壁のような
“溢水堤”の上を歩いていくのです。

転落しないようにしっかり手すりをつかむ。