大津呂ダム 見学 その2


ダム軸がくっと曲がっているところ。
天端に移動します。


置き定礎石。

最近は天端に置き定礎しているダム多いなぁ。
なんでここに置くのかなぁ。
岩盤に埋まるものだと思っているのだけれど。


左岸側。

ダムカードのこだわり技術にも書かれているのがこの部分。
元々はまっすぐでした。
でも左岸の上流側によい岩盤が合ったので
そっちに曲げた方が堤体もコンパクトにできるということで
コンクリート量を節約してコストが安くなるということで曲げられたらしい。

あんまりよくない岩盤だったら掘削してとっちゃうのが安全な対策。
掘削して地山改良してアバットメントがちがちに固めたりしなくても
良い岩盤があるならそっちに接続したほうが良いことづくめ。

ちょっと貯水量が少なくなる分は堤体の高さを少し上げたら稼げる。

このダムの上流には人家などは無いので
少し高さが増す分には問題なかったんだろうなとか
堤体を見ながら考える。


天端に入ります。
竣工したてのぴかぴかコンクリート♪


ダム湖の水位はかなり低いように見えます。
来る途中の水田にはもう水が張られていましたからガンガン補給したんでしょう。
とても小さい貯水池です。
総貯水量は48万5000m3
集水域は1.6km2
と〜っても可愛いダム湖なのです。


選択取水設備の横に流塵対策でスクリーンが取り付けられた
オリフィスゲートの呑口とその向こうにクレストゲートの越流部。


左岸に何かレールが見えていますが
見ても細すぎ、急勾配すぎなので繋船設備てないことは明らか。
なんだろうか。


ダム軸がくっと曲がっているポイントです。
遠くに高速道路が見えています。


曲がり具合はこのくらいです。
このくらい曲がっているダムは各地に割とありますね。