大谷溜池 その2


翌朝、ラッシュアワーに出てきました。
徳山市のマンホールはサルビア。


在来線の改札で前日にきょろきょろしすぎで気づいていなかったのですが
ICカード使えなかったのにびっくりしました。
久しぶりに切符買いました。
切符切符♪


しかしホームに降りてパッとこの黄色い子を見た瞬間
年始の青春18切符の旅の事が脳裏に蘇って
意味もなく何か困難が前に立ちふさがっている感に襲われました。

大丈夫
今日は徳山から駅二つなんだから大丈夫。


という事で徳山駅から数分、二つ隣の下松駅に到着しました。


本日の目的はこの下松駅から徒歩で2km無いくらいの山の中にある大谷溜池です。
GoogleMapでは大谷ダムと名前が載っています。

この大谷溜池はダム便覧には掲載されていませんが
堤高27.3mの立派なメイソンリーフェイシングダムです。


まずは大谷溜池のある川、大谷川に当たるまで南東方向に移動しようと
てくてく開始したところ駅前の公園に海抜表示発見です。
ここは海抜3.6mらしい。


てくてくしてJRの線路の下に潜り込んでいる場所で
大谷川に到着しました。


ここから川に沿ってまっすぐ山の方に行けば大谷ダムに到着できます。
という事で川に沿って移動開始。

大谷川はDamMapsの川の流域図で見ても名称不明になっていて
この上流から海まで支川も本川もなくすーっと流れ下っている川です。

しかも海に出る直前で東洋鋼板様の工場敷地に入って
敷地内では暗渠になっていて海に到達するようなのです。

当然ながら一級河川ではありません。
多分、普通河川です。
準用河川でもない。


てくてくとことこ。
前に見えてきたのは山と市街地の境界を走る
R188の高架です。
その下をくぐっていけばすぐ山に入るはず。


R188の高架の下を通り抜けて
冬枯れの木々の中に梅や寒緋桜の花盛りを見つけつつ
歩いて行くと…


うおっ!?

ええっ!?

円筒分水やんかーっ!!


突然、道路の横に円筒分水が現われたのです。

吃驚して円筒分水マップを見てみましたが
下松市付近で確認されているのはここからずっと離れた
東光寺分水工だけのようでした。

円筒分水データベースに載っていない施設です。


中央からこんこんと水が湧き出ています。


二方向に水が分けられています。
すごく大きな円筒分水というわけではないですが
極小の円筒分水でもありません。


すぐ横に大谷ダムはこの先だと示された案内書きがありました。

大谷川と大谷渓谷、大谷溜池の周辺整備活動をしてくださっている
皆様がいらっしゃると聞いています。
その方々のお仕事なのかと思います。


どんどん進んで大谷第二墓地というところまでやってきました。
ここまでは車で入ってこれますし駐車スペースもあるという事で
大谷溜池に行ったダム仲間もみんなここまで車で来て
ここからは徒歩だったようです。

ふむ。
ここまで車で来ちゃうからさっきの円筒分水見逃されてたんだな。
私みたいに歩いてきてたら絶対見つけるはずだもんね。